2016/02/09

「のどかな家」との時間

 「ことのは山房のポケット」を読んで思い出した。道草の家(と呼んでいるこの家)、不動産屋からの紹介で出会ったとき、チラシには「のどかな家」と書かれていた。以前、保坂和志さんの小説やエッセイで「家も人や生き物との時間を記憶する」といった話を読んだことがあり、いいなぁとは思っていたのだけど、「のどかな家」を借りて住みはじめて、やっぱり「家」も生きている、空間も生きている、ということを再認識した。生きものだとしたら、家にも名前をつけてあげよう。で、(だったか忘れたが、自然と)「道草の家」という名前がついていた。道草する家、道草氏の家、道草という家、何でもいい。あれから、4年だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿