2016/03/15

半々の仕事

 あらためて書くと、4年前から、大田区で「外出支援」という仕事をして、つづけている。
 2006年の秋に、仕事でたまたま訪れた綾部(京都府)で、塩見直紀さんとお会いした。ぼくはそのとき不勉強で塩見さんのことを全く知らなかった。大阪にあった会社に戻ってから、お礼のメールをすると、メールマガジンを読みませんか? というお誘いがきた。それで、その仕事が終わった後も、個人的に読んでいた。塩見さんは、「半農半X」というライフスタイルの提唱をしていた。他人に薦めるというよりも、自分の生き方として実践して、オープンにしていた。屋久島の作家・星川淳さんの「半農半著」からきた考え方だという。ぼくは農業を実践はしなかったが、執筆(やそれにまつわるイロイロサマザマなこと)を生活の全部にするのではなく、それは半分にして、残り半分で「生業」をやろうということを思った。それが、都会のなかで、福祉の仕事に従事するというふうに至ったのかもしれない。自然にたいする仕事か、社会にたいする仕事か、のちがいはあるけれど…

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