2016/09/10

どもりとともに

 人が大事にしない分、自分で大事にしないといけないし、また、自分も人を大事にすればいい。プラスもマイナスもあるけれどなんとかなるんじゃないかと思うんです。(村田喜代子「どもり礼賛」)

 アトリエの授業、夏明け最初の授業は「夏のふりかえり」と「これから何がしたい?」を話した。「やりたいこと」以外の話はまた来週。ぼくは久しぶりに吃音の話をした。例の毎日新聞の記事と、もうひとつ何にしようか迷って、村田喜代子「どもり礼讚」をみんなで読んで話す時間をもった。例の記事というのは、8/17の毎日新聞朝刊1面トップに出た「吃音「差別受けた」6割」という記事。吃音の暗黒面(?)を大きくとり上げたあと、九州大学の先生の「社会が吃音を障害であると認識することが重要だ」というコメントで〆ている。が、吃音をよく知らない人がこの記事を見ても(たぶん)(やはり)ほとんど理解できない。それよりも、「障害」って何だろう? 「差別」って何だろう?

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