2016/09/07

吃音と難癖

 私たちの学びへの意欲がもっとも亢進するのは、これから学ぶことへの意味や価値がよくわからないけれども、それにもかかわらず何かに強く惹きつけられる状況においてです。(内田樹「最終講義」)

 ことばに詰まってしまうことがある。ぼくがどもりだから、だけではないような気がしている。詰まる癖がついているというか。躓くと、いったん止まってしまう。いちいち止まることが悪いことだ、としか思えなければ、とても窮屈だったろう。しかし妙なことかもしれないが、周囲がいくら「悪いことだ」という雰囲気になっても、自分では「そうかぁ?」と思う癖も一緒についていた。詰まる癖はともかく難癖をつける(?)癖はどこでついたんだろう。とはいえ、難癖に反論されても、だってわからんじゃないかとしか言えない。つまり口もたたないし頭もきれない。鈍いのか鋭いのかわからん。それくらい鈍いんだ。鈍さも鋭さに変わるかな。鈍いままでいいんだけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿