2017/02/01

創作ノートの絵

 変化は急いではいけない。そのことの期待に終わるからだ。(山田正亮)

 毎年、自分の誕生日にゆっくり時間がとれる場合には、美術展に足を運ぶ。昨日は竹橋の国立近代美術館へ。「ストライプの画家」などと呼ばれるそうだけれど、ぼくはよく知らない。その美術館を信頼していて、足を運ぶわけ。聞いていた以上に強烈! その「ストライプ」の絵が展示室中にズラッと並べられているのが何部屋もつづく箇所があり、目が回りそう。よくまぁ凝りもせずこんなに… とその質量にクラクラ。初期のころにはモランディに影響受けたような静物画ばかり描いていて、それが見事に崩れてゆく様が俯瞰できるのもこういう個展の面白いところ。しかしぼくが最も心惹かれたのは、山田さんの創作ノートがズラリと並べられているところだった。キュレーターもストライプに影響された展示の仕方をしていて可笑しい!

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