2017/02/14

空族との旅

 夕方、恵比寿へ道草して空族の映像インスタレーション『潜行一千里』を観てきた。空族のドキュメンタリーは見るというより映像の感覚の中へ入ってゆく。久しぶりの、その感覚が、さあっと降ってきて、しみじみ嬉しくなる。
 見終えて外へ出ると、目や耳が洗われたようになり、よく見え、よく聞こえる。富田さん相澤さんとも映像の中で久しぶりに再会できた。
 『潜行一千里』、4+1の画面と多チャンネルの音を組み合わせた凝った作品で、ドローンによる上空からの映像もあるし、いつの間にか空族が贅沢な感じになっていた。それでもやっぱり、『furusato2009』で出会った、あの感じは健在だった。至福の43分、しかも無料です。日仏会館で26日まで。そして、あの『サウダーヂ』から約5年ぶりの富田監督の新作『バンコクナイツ』も25日から公開になる。それも(もちろん)楽しみ。

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